パネルシェード冷暖房システムとエアコンとの比較
パネルシェード | エアコン | |
・冷水や温水を直接パネル内に通し、その輻射(冷輻射・温輻射)により室内を冷やしたり、温めたりします。 |
方法
|
・冷風や温風を強制的に室内に送り出します。送風による空気の対流によって冷房や暖房を行います。 |
・温度変化が少なく、室内の温度を均一に保ちます。冷暖房の効果が現れるまでに一定時間かかりますが、持続性があります。 |
効果
|
・運転開始後すぐに冷暖房の効果が発揮されますが、設定温度に対して、周期的に室温が変化します。 |
●室温の上昇が緩やかなので、肌、のどや目が乾燥しにくく、冷房病にもなりにくいです。
●送風音などはなく、比較的静かです。
●無風の為、ハウスダストなどを舞い上げることはほとんどありません。
●パネル部分が結露しても掃除しやすく、清潔に保てます。
●空間全体が均一の温度で安定するため、設定温度を冷房は高め、暖房は低めにでき、省エネ効果につながります。
●床、壁や天井を直接冷やしたり温めたりするため、全館空調に向いています。
▲運転開始後の効果が出るまでに一定時間がかかります。
▲リフォームにも対応できますが、配管が露出したり、間取的に全館空調に向かないなどの問題もあります。
▲導入コストがある程度かかります。
|
メ
リ
ッ
ト
や
デ
メ
リ
ッ
ト
な
ど
|
●送風をコントロールすることにより、スポット的使用ができます。
●一般的に普及しているため、機種の選択肢がたくさんあります。
●導入コストが比較的抑えられます。
●リフォームにも簡単に対応できます。
▲室内の空気を循環させて送風するため、チリやほこり、ハウスダスト等が舞いやすくなります。
▲モーターの送風音がします。
▲空間の上下で、温度差が出やすいです。
(天井と床との温度差が大きい)
▲暖房時は乾燥肌に、冷房時は冷房病になりやすいといわれています。
▲室内機の内部結露によるカビの発生が起こり得ます。また、内部の掃除もしにくいです。
▲省エネ化が進んでいますが、特に暖房使用時は長時間つけっぱなしだと電気代が高くなりがちです。
▲運転停止後の持続性に乏しいです。(室温の戻りが早い)
|
パネルシェード冷房/暖房の性能
冷温水により、輻射で部屋の“空間全体”を冷やしたり暖めたりするシステムです。
冷気・暖気を吹き出して室温を調節するエアコンとは、部屋の冷え方、暖まり方が根本的に異なります。
数々の画期的な特長をもち、次世代の冷暖房システムとして評価が高まっています。
数々の画期的な特長をもち、次世代の冷暖房システムとして評価が高まっています。
冷房/暖房の性能比較
夏期/冷房時
木陰の爽やかさをどうぞ
夏期/冷房時
●表面温度熱画像
夏には冷水を流すことで、パネルシェードの表面温度が約10℃になり、冷輻射により木陰の涼しさをつくります。
●空気温度変化
空気の温度が細かく変動するエアコン冷房(右図)と異なり、冷水を用いた輻射冷房は、室内の温度が安定し、心地よい生活空間が実現します。
冬期/暖房時
日だまりの暖かさをどうぞ
冬期/暖房時
●表面温度熱画像
冬には温水を流すことで、パネルシェードの表面温度が約35℃になり、温輻射によりどこにいても温かな空間をつくります。
●空気温度変化
エアコン暖房(右図)は、温風により室温が変動しやすく、部屋の上下温度差も大きいですが、パネルシェード(左図)は室温が安定しています。